まず最初に、言わなければいけない事は、新しく出来上がったギャンブルで無い限り、既にいろいろなプレイヤーのプレイ方法や確率などの分析がしっかりされている現代においては、必勝法は存在しません。 必勝法は、その意味の通り、必ず勝てる方法です。ギャンブルの世界では、どんなゲームも基本的にはプレイヤーとディーラーの勝利の確率は「50対50」。 数字上や寺銭などの影響で若干胴元側が有利になる場合もあったり、ブラックジャックで言えば、不正とされている「カウンティング」ができれば、プレイヤーは必勝かもしれませんが、大局で考えると、「ズル」をしない限り、100%「必勝」は無理だと言えます。
ですが、カジノは、ギャンブルと言えども、どこまで行っても、「ゲーム」の結果に理由を付けて勝敗を決めている遊びなので、理論や確率論で、ある程度、勝つ確率を上げる事が可能です。 この「勝つ確率」を、100%に出来るだけ近く高めて遊び、元金よりも多くのリターンを作る「攻略法」は存在します。
カジノの有名な攻略法
カジノの攻略法の多くは、「○○○○法」という風に、その方法を作った人物の名前や、場所の名前が付けられている事が多く、実際にランドカジので実践され、良い結果を導き出す事が立証されている物になります。 なので、理論上このまま履行する事ができれば100%勝てます。
○ マーチンゲール法
○ 逆マーチンゲール法(バーレー法)
○ ココモ法
○ モンテカルロ法
○ ウィナーズ投資法
○ 2in1法
○ 10パーセント法
○ ピラミッド法
○ バーネット法
○ ハーフストップ法
○ チャンピオンゲーム法
○ グッドマン法(1235法)
○ ラブシェール法
○ ダランベール法
オンラインカジノの攻略法を勉強しよう
上記「攻略法」は、世界的にも有名な方法であるが故に、カジノ側でも十分な対策を打っており、この方法を実行できないような、ゲームルールが作成されています。 なので、完全履行が出来ないので、100%勝利する事はできません。 ですが、確率は下がってしまうとはいえ、通常の「勝敗の確率は50%」という状態よりは、多くの勝率を積み上げる事ができるのは間違いありません。
全て勝利するのは難しい事。だからこそ、先人達が作って試してきた「必勝法・攻略法」を勉強すべきです。 確率論で、いつまでも続けば、必ずプレイヤーが勝てる勝負理論を頭に入れる事で、冷静に勝利を積み上げる方法を覚えましょう。 先程一覧で紹介したカジノの攻略法の中から、割と実践しやすい有名な方法をいくつか紹介します。 ルールも覚えやすいので、プレイ時に試してみましょう。
単純な確率論「マーチンゲール法」
マーチンゲール法とは、カジノにおいて、確率2分の1で配当が2倍以上のものに有効な投資法です。 いろいろなゲームで適用できそうなイメージがしますが、中でも、投資に近い考え方でゲームを進められて、また勝率も高めなゲーム「ルーレット」に有効と言われています。 ルーレットはコイントスと同じく、毎回独立したゲームである為、親の手によって出目が変わったり、確率が変動することもありませんし、統計学的に結果を考えることもできます。
攻略法や必勝法としても、ブラックジャックのようにカードカウンティングをしたりする様な、高度な知識も必要なく、負けたとしても大負けする事もありません。
誰でも知っているレベルの攻略法である「マーチンゲール法」なので投資方法は、とても簡単です。 「シンプルに、負けたら倍賭ける」という手法で、勝つまで続ければ良いだけとなります。
1負けた。次に2賭けた。勝ったら4になった。総額1の勝ち
1負けた。2賭けても負けた。4賭けた。勝ったら8になった。総額1の勝ち
ルーレットで実践する場合は、少しでも確率を上げるために、「00」がないヨーロピアンやフレンチタイプを選びます。 アメリカンタイプを選ぶと、出目が1つ増えてしまうので、若干勝率は下がります。
ベットを行う場所は、確率が2分の1に近い物になるので、「赤・黒」「偶数・奇数」のどちらかになります。
例えば、2ドルの別途を行い、負けてしまった場合、掛け金を倍の4ドルにして、再度、赤もしくは黒にベットします。 もし勝った場合は2倍になった掛け金が払い戻しされ、最初の投資金額分の勝利を手にすることができます。さらに負けた場合は8ドルで赤黒で勝負しまし、勝つと、トータル2ドル勝利となります。 後はこの繰り返し。 どこまで進んでも、負けた場合は、スタートの賭け金額(今回であれば2ドル)の勝利で、1セットが終了となります。
連敗数 | ベット数 | 必要資金 | 確率 |
---|---|---|---|
1敗 | 1ドル | 1ドル | 50% |
2敗 | 2ドル | 3ドル | 25% |
3敗 | 4ドル | 7ドル | 12.5% |
4敗 | 8ドル | 15ドル | 6.25% |
5敗 | 16ドル | 31ドル | 3.13% |
6敗 | 32ドル | 63ドル | 1.56% |
7敗 | 64ドル | 127ドル | 0.78% |
8敗 | 128ドル | 255ドル | 0.39% |
9敗 | 256ドル | 511ドル | 0.2% |
10敗 | 512ドル | 1023ドル | 0.1% |
この理論で考えると、絶対に負けない必勝法の様に感じますが、予想外の事が起きると有効でなくなってしまいます。 その予想外の事とは、「同じ絵柄が10回以上連続で出てしまう事」です。 確率的に考えてもほぼありませんが、実際のリアルカジノでプレーしていて赤が10回連続で出た事を目撃した事もあります。 もし、9連続で負け続けて、10回目で勝てるシナリオだとします。 その場合、9回目に必要なベット金額は256ドル。次の10回目に必要な金額は512ドルとなります。まずここで、そのテーブルのマックスベット額が耐えられるレベルかという事もあります。
10回目が512ドルで良いのは、1ドルのベットから始めた場合になりますが、ミニマムベット額が1ドルからというテーブルもありません。 ランドカジノでもあるのは、ミニマムベットが10ドルからというテーブル。 これを当てはめて考えてみると、単純に10倍かかるので、10回目のベットは5120ドル賭けないといけません。
・ 約50万円の勝負をする度胸と精神力
・ 10回目までの投資金額の総額約100万円(10230ドル)
・ 11回目以上になった場合にも耐えられる資金と度胸と精神力
上記3点がクリアできる様であれば、マーチンゲール法が100%有効と言えます。
マーチンゲール法の逆手法「バーレー法」
マーチンゲーム法が損失を補填しながら勝利金を積み上げていく方式なのに対して、逆マーチンゲール法と言われる「バーレー法」は、高額勝利を手にすることに焦点をあわせた法則になります。 賭け方も、負けた場合に賭け金を倍にするマーチンゲール法に対して、バーレー法は勝った場合に賭け金を倍にします。
勝敗 | ベット数 | 賞金 | 損益 |
---|---|---|---|
1勝 | 1ドル | 2ドル | 1ドル |
2勝 | 2ドル | 4ドル | 3ドル |
3勝 | 4ドル | 8ドル | 7ドル |
4勝 | 8ドル | 16ドル | 15ドル |
5勝 | 16ドル | 32ドル | 31ドル |
6勝 | 32ドル | 64ドル | 63ドル |
負け | 64ドル | 0ドル | −1ドル |
1勝 | 1ドル | 2ドル | ±0 |
2勝 | 2ドル | 4ドル | 2ドル |
負け | 4ドル | 0ドル | −2ドル |
上記シュミレーションで勝負をすると、連勝が続くと、どんどん手元の収支が倍々ゲームで膨れ上がってきます。 ですが、賭け金が大きい分、1度の負けでマイナスに転落してしまうデメリットもあります。 収支的には、短時間の連勝で大きな金額を手に入れられる可能性があるので、ギャンブラー精神が強くて、ちまちまやってられないけど、攻略法は使っていきたいという方には、バーレー法は向いていると言えますが、必要なのは、勝ちきった際に、「勝ち逃げ」できる判断力と言えます。
カジノを破産させた「モンテカルロ法」
モンテカルロ法は、いろいろな攻略法の中でも最もリスクが小さいと言われており、配当が3倍以上のものに賭けるのが条件となります。 手法としては、乱数を用いたシミュレーションを何度も行う事で、近似解を求めていく物理学を用いた理論になります。マーチンゲール法などと違い、ちょっと面倒なので、何かメモに書いて、しっかりと頭に入れる必要があります。 この攻略法を用いて、モンテカルロのカジノを倒産させた事から、この名前が付いたと言われるモンテカルロ法ですが、実際の所、本当の所は不明・・・。 恐らく倒産させる位、負け知らずの完璧な攻略法という意味でしょう。
モンテカルロ法は、最初に賭けた額と最後に賭けた額を足した物をベットしますが、配当が2倍になるギャンブルと3倍になるギャンブルで利用する場合は、勝った場合の次の手順が違います。 共通のルールとしては、負けた場合は常に、前回ベットした金額を数列の最後に追加しますが、勝った場合は、変化があります。 まずは配当が2倍になる場合ですが、勝った場合は、数列の両サイドのから1桁づつを削除します。
2倍の配当になるギャンブルでのシュミレーション | |||||
---|---|---|---|---|---|
回数 | 数列 | ベット額 | 結果 | 損益 | 結果からの数列 |
1回目 | 1・2・3 | 4(1+3) | 負け | −4 | 1・2・3・4 |
2回目 | 1・2・3・4 | 5(1+4) | 負け | −9 | 1・2・3・4・5 |
3回目 | 1・2・3・4・5 | 6(1+5) | 負け | −15 | 1・2・3・4・5・6 |
4回目 | 1・2・3・4・5・6 | 7(1+6) | 負け | −22 | 1・2・3・4・5・6・7 |
5回目 | 1・2・3・4・5・6・7 | 8(1+7) | 負け | −30 | 1・2・3・4・5・6・7・8 |
6回目 | 1・2・3・4・5・6・7・8 | 9(1+8) | 負け | −39 | 1・2・3・4・5・6・7・8・9 |
7回目 | 1・2・3・4・5・6・7・8・9 | 10(1+9) | 勝利 | −29 | |
8回目 | 2・3・4・5・6・7・8 | 10(2+8) | 勝ち | −19 | |
9回目 | 3・4・5・6・7 | 10(3+7) | 負け | −29 | 3・4・5・6・7・10 |
10回目 | 3・4・5・6・7・10 | 13(3+10) | 勝利 | −16 | |
11回目 | 4・5・6・7 | 11(4+7) | 勝利 | −5 | |
12回目 | 5・6 | 11(5+6) | 負け | −16 | 5・6・11 |
13回目 | 5・6・11 | 16(5+11) | 勝利 | 0 |
数列が1つになった時点で、攻略法の1セットが終了と考え、次のセットに移ります。これを繰り替えていきますが、シュミレーションでは1セット目はプラスマイナス0という結果になってしまいました。 次に、3倍のシュミレーションをしてみましょう。 勝利した場合のルールが、2倍時とは違い、数列の両サイドのから2桁づつを削除します。
3倍の配当になるギャンブルでのシュミレーション | |||||
---|---|---|---|---|---|
回数 | 数列 | ベット額 | 結果 | 損益 | 結果からの数列 |
1回目 | 1・2・3 | 4(1+3) | 負け | −4 | 1・2・3・4 |
2回目 | 1・2・3・4 | 5(1+4) | 負け | −9 | 1・2・3・4・5 |
3回目 | 1・2・3・4・5 | 6(1+5) | 負け | −15 | 1・2・3・4・5・6 |
4回目 | 1・2・3・4・5・6 | 7(1+6) | 負け | −22 | 1・2・3・4・5・6・7 |
5回目 | 1・2・3・4・5・6・7 | 8(1+7) | 負け | −30 | 1・2・3・4・5・6・7・8 |
6回目 | 1・2・3・4・5・6・7・8 | 9(1+8) | 負け | −39 | 1・2・3・4・5・6・7・8・9 |
7回目 | 1・2・3・4・5・6・7・8・9 | 10(1+9) | 勝利 | −19 | |
8回目 | 3・4・5・6・7 | 10(3+7) | 負け | −29 | 3・4・5・6・7・10 |
9回目 | 3・4・5・6・7・10 | 13(3+10) | 負け | −42 | 3・4・5・6・7・10・13 |
10回目 | 3・4・5・6・7・10・13 | 16(3+13) | 勝利 | −10 | |
11回目 | 5・6・7 | 12(5+7) | 勝利 | 14 |
3倍の場合は、11回目で1セットが終了となります。 今回のシュミレーションでは1セット目はプラス14という結果になりました。やはり、3倍のギャンブルに適した攻略法だと言う事がわかります。 ルーレットだと、以下の様に、①の場所が2倍、②の場所が3倍になるので、試してみてください。
シュミレーションでも説明した通り、これは攻略法といえる法則だと言えます。 メリットとして、投資資金もそれ程膨らまないという事が一番です。ただ逆にデメリットとして、リターンも少ないという点です。 「ローリスク・ローリターン」という、ギャンブルとしては、おもしろさに欠けるかもしれませんが、「チリも積もれば何とやら」ですので、地道にしっかり稼ぐ、投資法としてとらえるのが良いかもしれません。
高額利益論「ココモ法」
ココモ法とは、配当が3倍以上のものに有効な投資法で、負けた時に、前2回の賭け分を足したものを賭けていき、それを勝つまで続ける方法です。この方法では、理論的には勝った時点で必ず大きな利益が出ます。 3倍のギャンブルに使って、前2回のベット額を足して、勝てば終了となる1セット。 3倍のギャンブルの勝率を考えると、割とハイリスク・ハイリターンな攻略法と言えます。
ではココモ法をシュミレーションしてみましょう。10連敗して11回目の勝負で勝利すると仮定したシュミレーションになります。 1回目のベットで勝利したら、それで1セット終わりになるので、2連敗した所からがココモ法を適用します。
2連敗までは同じベット額。
3回目の勝負から、1回目と2回目の合計ベット額を賭けます。
4回目は、2回目と3回目を足した額をベットします。
ココモ法シュミレーション | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
回数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
ベット額 | 1 | 1 | 2 | 3 | 5 | 8 | 13 | 21 | 34 | 55 | 89 |
結果 | 負け | 負け | 負け | 負け | 負け | 負け | 負け | 負け | 負け | 負け | 勝利 |
資金 | 1 | 2 | 4 | 7 | 12 | 20 | 33 | 54 | 88 | 143 | 232 |
損益 | -1 | -2 | -4 | -7 | -12 | -20 | -33 | -54 | -88 | -143 | 35 |
上記のシュミレーションの通り、スタートベット1から始めた場合、11回目の勝利で35となります。 232あれば、11回目でリターン35あると考えると、投資のリターン比率としてはなかなかのもの。 例えば、これが12回目の勝利の場合は、利益56、13回目の場合は利益が90となります。 なので、連敗数が伸びれば伸びるだけ、リターンも大きくなる攻略法なんです。 ルーレットの場合は、以下の水色で囲った場所が3倍になるので、勝負の参考にしてください。
リスクを減らしながら利益を上げる「ウィナーズ投資法」
ウィナーズ投資法は、長い時間をかけて利益を増やしていく、モンテカルロ方に似た方法なので、短期勝負が好きなプレイヤーには向いていません。 また特徴的なのが、その名前です。 他の攻略法が「○○法」なのに対して、ウィナーズに関しては、「投資法」と呼ばれています。 何故、投資法と呼ばれているかは、実践してみれば一目瞭然です。
ウィナーズ投資法シュミレーション | |||||
---|---|---|---|---|---|
回数 | 記録 | ベット額 | 結果 | 損益 | 終了時の記録 |
1回目 | 1 | 負け | -1 | 1 | |
2回目 | 1 | 1 | 負け | -2 | 1.1 |
3回目 | 1.1 | 2 | 負け | -4 | 1.1.2 |
4回目 | 1.1.2 | 2 | 勝利 | -1 | 1.2 |
5回目 | 1.2 | 2 | 負け | -4 | 1.2.2 |
6回目 | 1.2.2 | 2 | 勝利 | -1 | 2.2 |
7回目 | 2.2 | 4 | 負け | -6 | 2.2.4 |
8回目 | 2.2.4 | 4 | 勝利 | -1 | 2.4 |
9回目 | 2.4 | 4 | 負け | -6 | 2.4.4 |
10回目 | 2.4.4 | 4 | 勝利 | -2 | 4.4 |
11回目 | 4.4 | 8 | 負け | -10 | 4.4.8 |
12回目 | 4.4.8 | 8 | 勝利 | -2 | 4.8 |
13回目 | 4.8 | 8 | 負け | -18 | 4.8.8 |
14回目 | 4.8.8 | 8 | 勝利 | -2 | 8.8 |
15回目 | 8.8 | 16 | 負け | -18 | 8.8.16 |
シュミレーションの様に、1ドルベットでスタートした場合、1回目の勝負で負けたら「終了後の記録」として、「1」と記録しておきます。(以降の賭け金は、終了後の記録の左の数字を2倍にした額になります。) 2回目の勝負で負けた場合の記録は、1回目の記録の後に付け足す形で「1(1回目のベット額).1(2回目のベット額)」と記録。 3回目からウィナーズ投資法を適用します。 終了後の記録が「1.1」となっているので、賭け金は、「1.1の左の数字を2倍にした金額なので2ドル」となります。 では、初めて勝利する4回目を見てみましょう。 賭ける前の記録は、「1.1.2」ですが、勝利したので、一番左の数字を消して記録します。 これで、終了後の記録は「1.2」となりました。 このルールで記録して勝負というルーティーンで続けると、記録が「2.2」などになった場合に、賭け金が増える事になり、回数を重ねていくと、記録の数字がどんどん大きくなるので、必然的に賭け金もアップする形になります。
・ 賭け金は、記録した数字の左の数字を2倍にした金額
・ 記録した数字の右に直前のゲームの賭け金を追記する
・ 勝利すると、記録した数字の左の数字を1つ削除
上記3点が簡単なルーティーンになります。 なので、必ず勝利を繰り返すと、終了後の記録がなくなることになります。 この無くなった時点で勝負を止めても良いですし、ウィナーズ投資法を最初のターンに戻してスタートしても良いでしょう。 逆に、シュミレーションの様に、勝利と負けが交互にきてしまうと、芋づる式に賭け金が膨れ上がってしまいます。 ゲームのタイミングによって、こういう時期に参加してしまうと、ウィーナーズ投資法は損失が増える方法になってしまうので、自身でそう感じた場合は、マーチンゲール法に切り替える事をおすすめします。
フランスの数学者が発明した「ダランベール法」
意外と簡単且つ効果的な事が実感できる攻略法が、フランスの数学者「ジャン・ル・ロン・ダランベール(Jean Le Rond d’Alembert)」が考案したダランベール法です。 この手法は特に難しいルールを覚える必要が無く、すぐに実践できるし収支も悪くないと、多くのプレイヤーに利用されています。 方法は、自分で決めた一定の金額を勝利した際は減らして、負けた際は増やすという本当に簡単な物。 もしかすると、ダランベール法は知らなくても、自然とこの形でゲームを楽しんでいる方は多いのではないでしょうか?
ダランベール法シュミレーション(スタート20ドル、一定額2ドル) | |||||
---|---|---|---|---|---|
回数 | ベット額 | 勝敗 | 賞金 | 損失 | 収支 |
1回目 | 20 | 勝利 | 40 | 0 | 40 |
2回目 | 18 | 勝利 | 36 | 0 | 58 |
3回目 | 16 | 負け | 0 | 16 | 42 |
4回目 | 18 | 負け | 0 | 18 | 24 |
5回目 | 20 | 勝利 | 20 | 0 | 44 |
6回目 | 18 | 勝利 | 36 | 0 | 62 |
7回目 | 16 | 勝利 | 32 | 0 | 78 |
8回目 | 14 | 負け | 0 | 14 | 64 |
9回目 | 16 | 勝利 | 32 | 0 | 80 |
10回目 | 14 | 負け | 0 | 14 | 66 |
11回目 | 16 | 負け | 0 | 16 | 50 |
12回目 | 18 | 負け | 0 | 18 | 32 |
13回目 | 20 | 勝利 | 40 | 0 | 52 |
14回目 | 18 | 勝利 | 36 | 0 | 70 |
15回目 | 16 | 負け | 0 | 16 | 54 |
このシュミレーションでは、20ドルベットでスタートし、一定額を10%の2ドルに設定しています。 勝った場合は、2ドル引いた金額を次回のゲームで賭けて、負けた場合は、前のターンの賭け金に2ドルを追加した金額をベットします。 基本的に、連勝も連敗もある程度で抑えられるという確率のもとで考えると、余程の連敗をしない限り、負けるゲームは、ベースとなるベット額よりは小さい金額になるので、損失を抑えながら、勝利時に収支を補填していけます。 後は、最初の資金が連敗した際にショートしてしまわない様に、上げ下げする「一定額」を決める事が重要となります。 資金が豊富な方は、50ドルベットがスタート資金で、10ドルを上げ下げすると、満足度の高い賞金が手に入れられる可能性が高くなります。
堅実派に向いている堅い手法「ハーフストップ法」
本当に堅実なプレイスタイルをそのまま法則にしたのがハーフストップ法です。 手法はその名前の通り、ハーフ(半分)になったらストップ(止める)というシンプルな仕組みで、半分にというのは、目標とする利益額の半分という意味で、止めるのは、ゲーム自体となります。 なので、100ドルの利益を目指していた場合は、損益が50ドルになった時点で勝負を止める事になります。 ですが、賭け金の決まりも無く、ゲームスタート時から使う攻略法ではないので、あくまで「カジノで遊ぶ際の自分のルール」の様な方法となります。
シュミレーションを表にしてみると方法論がよくわかります。
ハーフストップ法シュミレーション | |||||
---|---|---|---|---|---|
回数 | ベット額 | ベット場所 | 勝敗 | 損益 | |
1回目 | 10 | 赤 | 負け | -10 | |
2回目 | 20 | 赤 | 勝利 | 10 | |
3回目 | 10 | 赤 | 勝利 | 20 | |
4回目 | 20 | 赤 | 勝利 | 40 | |
5回目 | 5 | 赤 | 負け | 35 | |
6回目 | 30 | 赤 | 勝利 | 65 | |
7回目 | 30 | 赤 | 勝利 | 95 | |
8回目 | 10 | 赤 | 勝利 | 105 | |
9回目 | 20 | 赤 | 負け | 85 | |
10回目 | 10 | 赤 | 負け | 75 | |
11回目 | 10 | 赤 | 勝利 | 85 | |
12回目 | 30 | 赤 | 負け | 55 | |
13回目 | 5 | 赤 | 勝利 | 60 | |
14回目 | 10 | 赤 | 勝利 | 70 | |
15回目 | 20 | 赤 | 負け | 50 |
まずは自力で、目標とする利益になるまで勝負を続けます。 なので、ここで負けが続いて元金がなくなってしまったら、ハーフストップ法の出番が訪れる前にゲームセットとなってしまいます。 また、この理論を適用する前に、目標の利益まで達成したなら、攻略法をやる必要が無い。と思われる方は、利益が出いた段階でストップがきく方なので、やらなくても大丈夫です。 そんなギャンブルに歯止めをかけられる方は、あなた自身が最大の攻略法です。 ハーフストップ法は、自分での止め時が上手でない方に最適な方法です。
上記シュミレーションの8回目でやっと目標とする100ドルを超える事ができました。 なので、ここからハーフストップ法が始まります。 とはいえ、賭け金の決まりも何も無いので、これまでと同じように、勝てると思うタイミングでベット額を増やしたり、負けそうだと思えば、ベット額を減らして勝利を目指してください。 ですが、ハーフストップなので収益の半分は確実に確保しなければいけませんので、シュミレーションの場合は、収益105ドルからスタートになるので、最大ベット額は55ドルとなります。 もし9回目で55ドルを一気に勝負して、負ければ、目標100ドルの半分の50ドルを確保して勝利でゲームを終えます。 はっきりいってかなり地味な作戦なので、大きく勝てるけど熱くなりやすいバーレー法に、ハーフストップ法を組み合わせて使うと効果的と言えます。
リスクも増えるが最後は勝利する「チャンピオンゲーム法」
記録の付け方や、手法の進め方は、ウィナーズ投資法に非常に似ていますが、チャンピオンゲーム法の方が、より攻略法の実践をゲーム的に捉える事ができるので、「終わり」を作為的に作る事ができます。 この「終わり」を作ることができる事で、最終収支をプラスで終えられるのが、止め時を見つけるのが難しいギャンブルの中での「チャンピオンゲーム法」の最大のメリットかもしれません。
「チャンピオンゲーム法」は、その名前の通り、予選から勝ち上がって、チャンピオンを目指す法則です。 とはいっても、実際のカジノゲームでチャンピオンになれる訳ではありません。 自分で、スタートする際を「1回戦」と仮定して、最後の「決勝戦」を目指す様に作為的にトーナメント表を作るのです。
例えば、1回戦〜6回戦まで勝ち抜いて、決勝戦があるトーナメントだとします。 まず1回線は、記録に「1.1」と書いて勝負を始めます。 そして、勝てば両端の数字を消します。 最初の勝負で勝てば、「1.1」の両方を削除するので、記録数字がなくなり、2回戦進出となります。 何回か負ける事を想定して、1回線の記録をシュミレーションしてみます。
1回戦(資金100ドル) | |||||
---|---|---|---|---|---|
回数 | 記録 | ベット額 | 勝敗 | 賞金 | 収支 |
1回目 | 5.5 | 10 | 負け | 0 | 90 |
2回目 | 5.5.10 | 15 | 負け | 0 | 75 |
3回目 | 5.5.10.15 | 20 | 勝利 | 40 | 95 |
4回目 | 5.10 | 15 | 勝利 | 30 | 110 |
5回目 | 無し |
100ドルの資金を元金に、10ドルベットでスタートするとした場合、1回目の記録に10ドルを半分にした数字5を2つ書きます「5.5」。そして、1回目の勝負で負けてしまった場合、賭けた10ドルを右側に記録「5.5.10」します。 そして、2回目の賭け金は、記録した数字の両端の合計となるので、15ドルとなります。 また負けてしまった場合、3回目の記録は「5.5.10.15」となります。 4回目で勝利すると、勝利した場合は、両端の数字を消すので、記録は「5.10」となります。 5回目も勝利すると、記録がなくなるので、1回戦は勝利となります。
今度は、2回戦に進みます。 2回戦になると、最初の記録の数字を1つ増やして始まる事になります。「5.5」→「5.5.5」 なので、3回線に進むには、最低でも2回の勝利が必要となります。 こういったルールで3回戦・4回戦と進んでいくと、7ターン目となる決勝戦でのスタート記録は「5.5.5.5.5.5.5.5」から始まる事になります。 さすがに決勝ともなると、そう簡単には勝つことができません。最低でも4回の勝利が必要になりますし、間に負けを挟むともっと必要になります。
決勝戦(資金100ドル) | |||||
---|---|---|---|---|---|
回数 | 記録 | ベット額 | 勝敗 | 賞金 | 収支 |
1回目 | 5.5.5.5.5.5.5.5 | 10 | 負け | 0 | 90 |
2回目 | 5.5.5.5.5.5.5.5.10 | 15 | 負け | 0 | 75 |
3回目 | 5.5.5.5.5.5.5.5.10.15 | 20 | 勝利 | 40 | 95 |
4回目 | 5.5.5.5.5.5.5.10 | 15 | 勝利 | 30 | 110 |
5回目 | 5.5.5.5.5.5 | 10 | 勝利 | 20 | 120 |
6回目 | 5.5.5.5 | 10 | 勝利 | 20 | 130 |
7回目 | 5.5 | 10 | 勝利 | 20 | 140 |
8回目 | 無し |
なかなかチャンピオンへの道のりは険しいですが、この方法だと、最後にチャンピオンになれたから止めよう!と、なんだか良い気分で勝ち逃げする事ができます。 連敗をしてしまうと、どんどん記録が膨れ上がって、賭け金も増えてしまいますが、結果的にチャンピオンになれれば、勝利していて、尚且つ止め時まで与えてくれる最高の攻略法が「チャンピオンゲーム法」と言えます。
大敗せずにコツコツ積み上げる「バーネット法」
バーネット法は、効果的なベット法として知られているベットパターンになります。 この手法は、熱くなってその場の気持ちだけでベット額を決めて、大負けしてしまう癖があるプレイヤーには最適と言えます。 バーネット法のベット方法は、「1・3・2・6」という固定数字となり、確率的に4連勝すると、それ以上の連勝の確率よりは1度負けてしまう可能性が高まるであろうという考えで成り立っています。 最初は1ドルをベットし、勝利すれば、次の数字の3ドル、勝てば、次の数字の2ドル、また勝てば、今度は6ドルという形です。 これで1セットが終わるので、4度目の勝負は勝っても負けても、最初の数字の1ドルに戻ることになります。 ベット額が上がっていくので、うまくいけばリターンも多くできます。
バーネット法シュミレーション | |||||
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回数 | ベット額 | 結果 | 配当 | 損益 | |
1回目 | 1 | 負け | 0 | -1 | |
2回目 | 1 | 勝利 | 2 | 0 | |
3回目 | 3 | 勝利 | 6 | 3 | |
4回目 | 2 | 勝利 | 4 | 5 | |
5回目 | 6 | 勝利 | 12 | 11 | |
6回目 | 1 | 勝利 | 2 | 12 | |
7回目 | 3 | 負け | 0 | 9 | |
8回目 | 1 | 勝利 | 2 | 10 | |
9回目 | 3 | 負け | 0 | 7 | |
10回目 | 1 | 負け | 0 | 6 |
上記の様に、5回目のゲームで4連勝して収支が最大化された時点でもバーネット法を使っていれば、6回目のベット額は1ドルになるので、負けても損失は抑えられますし、熱くなった気持ちも一度リセットする事ができます。 連勝が続くと、もっとイケるという気持ちが強くなる事と、これまでの勝利時に何故、もっとベットしておかなかったのか・・・という気持ちにさせられてしまいます。 それをしっかりと制御してくれて、上手に勝利に近づけてくれるのが、バーネット法です。
ベット額が小さすぎてつまらないと言う方にも、実は問題なく利用できる攻略法で、ルールである「1・3・2・6」を何倍かにして遊べばできる様に考えられています。例えば、10倍して「10ドル・30ドル・20ドル・60ドル」など、最初の数字をテーブルのミニマムベット額に合わせるのも良いでしょう。
【結論】一番使える攻略法は?
これまで解説したとおり、カジノゲームで使える攻略法は沢山あります。 ですが、ギャンブルで勝利する喜びには、勝った金額も重要な要素です。 確率論だけだと「勝てるのはわかるけど・・・」なんて事になりがちです。 また、現実的に考えても、マーチンゲールなどの倍々手法は、ベットリミットがあるカジノゲームでは、最悪の場合、大きな損失のまま終える可能性も大きくあります。
こんな現実も含めて考えると、頭にも入れておきやすく、どんなカジノでも確実に使えて精神的な制御も効く「バーネット法」が、一番使える攻略法なのではないかと思われます。 バーネット法で以下の点のみ頭に入れて遊べば、終わった後に後悔する事も減るのではないでしょうか?
○ テーブルのミニマムベットをスタートに「1・3・2・6」の倍率でベット
○ 負けたら、必ず最初のベット額からスタート
○ 4連勝したら、1セット終了で最初から始める
○ 例えば、10セットしたら止めるなど、遊びのルールと決める