毎年12月に発表される、英国放送協会 (BBC) が主催する
BBC・スポーツ・パーソナリティ・オブ・ザ・イヤー賞
(BBC Sports Personality of the Year Award)
日本ではあまり知られていないかもしれませんが、
1954年から開始されている歴史ある賞なんです。
対象者は、イギリス国内における全スポーツカテゴリの選手。
その中から、年間で一番輝いたアスリートに贈られるのが、
最優秀選手賞の「BBC Sports Personality of the Year」となります。
まずは歴代の受賞者を紹介しましょう!
1954年のスタートから、去年の2013年まで、全60回 57人の受賞者達です。
年 | 受賞者 | 競技 |
---|---|---|
1954 | サー・クリストファー・チャタウェイ | 陸上競技 |
1955 | ゴードン・ピリー | 陸上競技 |
1956 | ジム・レイカー | クリケット |
1957 | ダイ・リース | ゴルフ |
1958 | イアン・ブラック | 競泳 |
1959 | ジョン・サーティース | モトGP |
1960 | デヴィッド・ブルーム | 障害飛越 |
1961 | サー・スターリング・モス | F1 |
1962 | アニタ・ロンズブラウ | 競泳 |
1963 | ドロシー・ハイマン | 陸上競技 |
1964 | メアリー・ランド | 陸上競技 |
1965 | トム・シンプソン | 自転車競技 |
1966 | ボビー・ムーア | サッカー |
1967 | サー・ヘンリー・クーパー | ボクシング |
1968 | デヴィッド・ヘメリー | 陸上競技 |
1969 | アン・ジョーンズ | テニス |
1970 | サー・ヘンリー・クーパー(2度目) | ボクシング |
1971 | アン王女 | 総合馬術 |
1972 | デイム・メアリー・ピーターズ | 陸上競技 |
1973 | サー・ジャッキー・スチュワート | F1 |
1974 | ブレンダン・フォスター | 陸上競技 |
1975 | デヴィッド・スティール | クリケット |
1976 | ジョン・カリー | フィギュアスケート |
1977 | バージニア・ウェード | テニス |
1978 | スティーヴ・オヴェット | 陸上競技 |
1979 | ロード・セバスティアン・コー | 陸上競技 |
1980 | ロビン・カズンズ | フィギュアスケート |
1981 | サー・イアン・ボサム | クリケット |
1982 | デイリー・トンプソン | 陸上競技 |
1983 | スティーブ・クラム | 陸上競技 |
1984 | トービル・ディーン組 | フィギュアスケート |
1985 | バリー・マクギガン | ボクシング |
1986 | ナイジェル・マンセル | F1 |
1987 | ファティマ・ウィットブレッド | 陸上競技 |
1988 | スティーブ・デイビス | スヌーカー |
1989 | ニック・ファルド | ゴルフ |
1990 | ポール・ガスコイン | サッカー |
1991 | リズ・マッコルガン | 陸上競技 |
1992 | ナイジェル・マンセル(2度目) | F1 |
1993 | リンフォード・クリスティ | 陸上競技 |
1994 | デイモン・ヒル | F1 |
1995 | ジョナサン・エドワーズ | 陸上競技 |
1996 | デイモン・ヒル(2度目) | F1 |
1997 | グレグ・ルーゼドスキー | テニス |
1998 | マイケル・オーウェン | サッカー |
1999 | レノックス・ルイス | ボクシング |
2000 | サー・スティーヴ・レッドグレーヴ | ボート |
2001 | デヴィッド・ベッカム | サッカー |
2002 | ポーラ・ラドクリフ | 陸上競技 |
2003 | ジョニー・ウィルキンソン | ラグビーユニオン |
2004 | デイム・ケリー・ホームズ | 陸上競技 |
2005 | アンドリュー・フリント | クリケット |
2006 | ザラ・フィリップス | 総合馬術 |
2007 | ジョー・カルザゲ | ボクシング |
2008 | サー・クリス・ホイ | 自転車競技 |
2009 | ライアン・ギグス | サッカー |
2010 | トニー・マッコイ | 競馬 |
2011 | マーク・カヴェンディッシュ | 自転車競技 |
2012 | ブラッドリー・ウィギンス | 自転車競技 |
2013 | アンディ・マレー | テニス |
こう見ると、ほとんどの選手の名前を知っていますから、
やっぱりイギリスは凄い国なのだと改めて実感してしまいます。
でも、意外なのが、それほどサッカーに偏っている訳では無い点です。
むしろ、サッカーがかなり少なくて、陸上競技からの選出が多い状態です。
直近の2013年は、テニスプレイヤーのアンディ・マレー選手。
スコットランド出身で、4大大会では2度の優勝に加え、
準優勝が5回もある自己最高ランキングは2位の世界最高のプレイヤーの1人です。
2013年は、年初のブリスベン国際で2連覇を果たし、
その後の、全豪オープンでは準優勝。
3月のソニー・エリクソン・オープンでは優勝。
そして、恐らくコレが一番の受賞ポイントになったであろう、ウィンブルドンでの優勝。
しかも、1936年のフレッド・ペリー以来77年ぶりとなる悲願の地元優勝でした。
この「BBCスポーツ・パーソナリティ・オブ・ザ・イヤー賞」には、
こういう快挙がプラスとして必須条件になっています。
でも、サッカーファンとしては、
マイケル・オーウェン、デヴィッド・ベッカム、ライアン・ギグスに
どうしても目がいってしまいますが・・・。
2014年の栄冠は誰の手に!?
まずは、オッズから見てみましょう。
現在の所、アンディ・マレーが連続受賞するという予想が一番人気で5倍。
続いて、イギリスの自転車競技(ロード レース)選手、クリス・フルームが11倍。
同列で、マンチェスターユナイテッドのウェイン・ルーニーとなっています。
名前を知らない方もいるので、オッズ上位の選手が何をやっている人かというと、
モハメド・ファラーは、中長距離走が専門の陸上競技選手。
スティーヴン・ジェラードは、有名ですが、リヴァプール所属のサッカー選手。
ルイス・ハミルトンも有名なF1ドライバーです。
ジョー・ハートは、マンチェスター・シティでイングランド代表のゴールキーパー
ローリー・マキロイとリー・ウエストウッドはゴルファーになります。
予想のポイントは?
今年の英国スポーツで何が注目され、どの選手が一番のチャンスがあるのかがポイントです。
上位陣が受賞する為のマスト条件は何でしょうか?
選手 | 条件 |
---|---|
アンディ・マレー | 4大大会での優勝 |
クリス・フルーム | 世界大会での優勝 |
ウェイン・ルーニー | ブラジルワールドカップの結果 |
モハメド・ファラー | 世界大会での優勝 |
スティーヴン・ジェラード | ブラジルワールドカップの結果 |
ルイス・ハミルトン | F1ワールドチャンピオン |
ジョー・ハート | ブラジルワールドカップの結果 |
ローリー・マキロイ | メジャートーナメントでの優勝 |
リー・ウエストウッド | メジャートーナメントでの優勝 |
他の選手が凄い結果を出すと、関係なくなってしまいますが、
せめてコレは出しておかないと、選考に残らないという条件を挙げてみました。
サッカー選手は、今年はワールドカップイヤーですから、代表の結果と、
その結果の中での一番の注目選手である必要があります。
ワールドカップでイングランド代表が優勝したら、
他の競技の結果は関係ないでしょうね。
現在の上位陣にはいませんが、ダークホース的なのが、
ワールドカップ同様に、今年は「ソチオリンピック」があります。
なので、ソチでイギリスの選手がゴールドメダルを獲得する様であれば、
一気に選考レースに入ってくるでしょう。
今年は、大きな大会があるので、おもしろくなりそうです。
オッズは、人気が集まるに連れて変動します。
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