最近、ブックメーカー関連の話題が頻繁に注目されていますが、
先日、日本でもニュースになりました。
イギリスの大手一般新聞「ガーディアン」に掲載された
ハリー・ウィルソン選手の件です。
先日のワールドカップ予選でウェールズ代表としてデビューしたハリー・ウィルソン選手の
ウェールズ代表最年少記録を16歳に更新したというニュースではありません。
わずか16歳で、自国の代表選手になれる事は、
とても凄い事ですが、それはサブ的なニュースで、
メインのニュースは、ハリー・ウィルソン選手の祖父が、
孫のハリー君が、まだ3歳のとき「将来こいつはウェールズ代表としてプレーする」
という賭けをブックメーカーに申し込み、2500/1のオッズに50ポンド賭け、
それが現実になったという事。
当然ですが、ベルギー戦の87分に、
ハリー・ウィルソン選手が途中出場したことで祖父のベットは的中となり、
配当金の125000ポンド(19,638,351円)
約2000万円を得ることになりました。
臨時収入を得たピーターさんは、即効で仕事から引退する。
と、ここまでのニュースが沢山報道されましたが、
ウィリアムヒルからの追加情報が入りました。
祖父のピーターさんは、
「ハリーはまだ歩く前からボールを追っかけてハイハイしていた。
そこでこの賭けを申し込んだ。
ハリーがリバプールの下記組織に入った後、急激に上手くなったので、
彼が12歳のときに追加の賭けをしにいったら、
『それはダメです。ただ、万が一ハリーさんがウェールズではなく
イングランド代表を選んでも有効にします』と
賭けのオプションを変えてくれたんだ」
とブックメーカーへの感謝を語っていたそうです。
引退後の計画は、
「これからリバプールに頻繁に行って、ハリーのプレーをよく見るようにするよ」
だそうです。
過去にもあった!
今回のハリー・ウィルソン選手のニュースは凄い話題になりましたが、
実は、イギリスでは、過去にも同じ様な事があったのです。
それは、香川選手も所属するマンチェスター・ユナイテッドのライアン・タニクリフ選手。
父が、ライアン・タニクリフ選手が9歳の頃に、
「息子が将来マンUでプレーする」に100ポンドを賭けて、ウィリアムヒル社がこれを受託。
10年後の2012年9月のイングランドリーグ杯3回戦、
対ニューキャッスル戦の後半32分に、ライアン・タニクリフ選手はデビュー。
父のベットが見事当たり、配当金10000ポンド(約130万円)を手にしました。
この父は、他にもイングランド代表でプレーするにもベットしています。
更に、元イングランド代表のゴールキーパーであるクリス・カークランド選手。
彼の父も、彼が小さい頃「30歳までにイングランド代表でプレーする」にベット。
見事、代表デビューし、配当10000ポンドを獲得した事もあります。
日本人もできるのか?
ブックメーカーというのは、日本で言うノミ屋の事なので、
賭けたい人と、その賭けを受ける人がいれば、何でも成立します。
イギリスでは、この様に、息子や孫に投資するベットが多く行われ、
ウィリアムヒル社は、よくこの賭けを受けています。
まぁ当たれば、これだけのニュースになるのですから、
広告費とすれば、当たっても断然お得でしょう。
日本人が、同様なベットを申し込んで受託してくれたというのは
聞いた事がありませんが、もしかしたら誰もお願いしていないだけかも?
「息子がサッカー日本代表になる」
おもしろそうですね。
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